Opensignal は、消費者の接続体感を分析するための独立したグローバル・スタンダードです。弊社の業界レポートは、人々が日常生活でモバイルやブロードバンド接続を使用する際に何が起こるかを理解するための決定版ガイドです。
Opensignal は、消費者の接続体感を分析するための独立したグローバル・スタンダードです。弊社の業界レポートは、人々が日常生活でモバイルやブロードバンド接続を使用する際に何が起こるかを理解するための決定版ガイドです。
前回のレポートで「ダウンロード・スピードに対するエクスペリエンス・アワード」をNTTドコモと同時に受賞しました。auは、50.3Mbpsというスコアで統計上の同点から抜け出し、同賞を独占しました。一方、楽天モバイルのOpensignalユーザーは、前回のレポートからダウンロード全体の平均速度が7.5Mbpsアップし最も向上しました。
楽天モバイルは今回、5G通信速度で二冠を達成しました。楽天モバイルは、「5Gアップロード・スピード」をしっかり維持した上で、「5Gダウンロード・スピード・アワード」を214.5Mbpsのスコアで獲得しました。これは、前回のレポートから33.6Mbpsアップという驚異的な向上となりました。
ソフトバンクは84.3%で、楽天モバイルを0.9ポイント上回り、2年連続で「一貫した品質」を受賞しました。また、「5Gビデオ・エクスペリエンス」、「5Gライブ・ビデオ・エクスペリエンス」、「5Gゲーム・エクスペリエンス」は単独で受賞し、「5G音声アプリ・エクスペリエンス」ではauと共同勝者となっています。
楽天モバイルは今回、競合他社から2つの総合エクスペリエンス・アワードを受賞しました。100点満点で84.2点を獲得、前回受賞のソフトバンクを引き離しての受賞となりました。楽天モバイル、音声アプリ・エクスペリエンスでもNTTドコモを抜きました。
NTTドコモは、Opensignalのユーザーが5G、4G、3Gのモバイル信号を利用している時間の割合を示すスコア99.7%を獲得し、「利用率」賞の単独受賞を守りました。また、「5Gカバレッジ・エクスペリエンス」賞も2回連続で受賞し、前回のレポートでOpensignalがこの賞を導入して以来、唯一の受賞者となりました。
楽天モバイルは、地域別賞の4つの部門で29の賞を受け、37の賞を共に授与しました。ソフトバンクは19の単独受賞と42の共同受賞となり、その大部分は5G部門に関係するものとなっています。近畿圏では、auユーザーが日本最速のダウンロード・スピード(56.8Mbps)を体感しており、また5Gサービスに接続する時間の割合が最も高いのは、ソフトバンク5Gユーザー(16.4%)となっています。一方、四国の楽天モバイル・ユーザーは、全国で最も安定したサービス品質を享受しています(86.7%)。
Opensignalによる最新の「日本モバイル・ネットワーク・エクスペリエンス」には、数多くの変化が見られます。楽天モバイルはソフトバンクに賞の数で追いつき、両社はそれぞれ単独または共同で7つの賞を受賞しました。しかし、楽天モバイルは5勝であるのに対し、ソフトバンクは4勝となっています。ネットワーク・エクスペリエスの向上により、楽天モバイルは「ゲーム・エクスペリエンス」、「音声アプリ・エクスペリエンス」、「5Gダウンロード・スピード」で競合他社を抜きました。ソフトバンクは今回、5Gライブ・ビデオ・エクスペリエンスを独り占めできると主張しています。前回のレポートでは、auの完全勝利はありませんでしたが、今回は4つの共同受賞とともに、「ダウンロード・スピード・エクスペリエンス」賞を獲得しました。NTTドコモは、カバレッジ2つの賞を堅守しましたが、他部門の受賞は逃しました。
オープンRANと仮想化RANは日本で最も注目されている話題であり、モバイル・オペレーターはこうした技術を使った5Gサービスの展開に注力しています。 au はサムスンとの提携により、5Gのスタンド・アロン・アクセスであるOpen RAN powered by vRANを発表しました。楽天モバイルは、700MHz帯でモバイル・サービスを拡大するため、省庁 認可 の取得に成功し、 ノキア と協力して新たに取得した周波数資産を利用し、Open RANに対応した完全仮想化クラウド・ネイティブ・ネットワークを展開すると発表しました。一方、 NTTドコモ はアマゾン・ウェブ・サービスと提携し、5G Open RANネットワークを全国に商用展開しました。
このレポートでは、2023年12月1日からau、NTTドコモ、楽天モバイル、ソフトバンクという、国内主要モバイル・ネットワークオペレーター4社のモバイル・ネットワーク・ユーザー・エクスペリエンスを分析しました。
このドキュメントは、英語版の翻訳版です。 正確な翻訳を保証するためにあらゆる努⼒が払われていますが、英語版との間に不⼀致がある場合は、英語版が優先されます。
前回のレポートでは、auとソフトバンクが「ビデオ・エクスペリエンス」で共同受賞しました。今回は楽天モバイルも表彰台に上がり、その結果、3社は100点満点で71~71.4点となり、「ビデオ・エクスペリエンス・アワード」の受賞を分け合うことになりました。
日本国内の全オペレーターが「とても良い」(68~78)という評価で、ユーザーは平均1080p以上で動画を読み込むことができ、十分高速な読み込み時間で失速がほとんどないことを意味します。
Opensignalのビデオ・エクスペリエンスは、オペレーターのネットワークを介した実世界のビデオ・ストリームの測定によって、モバイル・デバイスに配信されるビデオ品質を定量化します。メトリックは国際電気通信連合(ITU)アプローチをベースに、画質、ビデオ読み込み時間、失速率と実際の人々から報告される受け身としてのビデオ・エクスペリエンスの間の関係を導く詳細な調査の上に成り立つアプローチになります。ビデオ・エクスペリエンスを計算する為、0から100までの値で各オペレーターによる一般的なビデオ・エクスペリエンスを測定するようなITUアプローチを採用し、エンド・ユーザーのデバイスからビデオ・ストリームを直接測定します。ビデオ・テストには様々な解像度(フルHD(FHD)、4K/ウルトラHD(UHD)を含む)を含め、世界大手のビデオ・コンテンツ業者から直接ストリームしてもらいます。
ビデオ・エクスペリエンスに加えて、ビデオ・エクスペリエンス関連の次のメトリックを報告します。
ソフトバンクは「ライブ・ビデオ・エクスペリエンス」の表彰台から滑り落ち、auと楽天モバイルが100点満点中65.5~65.8点の同点で受賞を分け合いました。日本のオペレーター4社がすべて「素晴らしい」(58点以上)のカテゴリーにランクインしており、ユーザーが平均して、読み込み時間が短く、ほとんど失速せず、満足のいくライブオフセットで、少なくとも1080pでビデオをストリーミングできることを意味します。
オペレーターのライブ・ビデオ・エクスペリエンスのスコアは、画質、ビデオの読み込み時間、失速率だけでなく、ライブ再生オフセット(リアルタイムと視聴者が見る現在の再生位置との時間差)など、ユーザーが知覚するライブ・ストリーミング視聴エクスペリエンスに影響を与えるさまざまな尺度を使用して決定されます。
オンデマンド・ビデオ・ストリームを表すビデオ・エクスペリエンスとは異なり、ライブ・ビデオ・エクスペリエンスは、現在のイベントに使用されるライブ・ビデオ・ストリーミングを定量化します。例えば、ユーザーがライブ・スポーツ、ゲームのストリーミング、音楽コンサート、ニュースなどを視聴する場合、イベントはその瞬間に起こっています。
Opensignalのライブ・ビデオ・エクスペリエンスは、オペレーターのネットワーク上で配信されるビデオ・ストリームを測定することにより、モバイル・デバイスにストリーミング配信されるリアルタイム・ビデオの品質を数値で表します。この指標は、Opensignalのオンデマンド・ビデオ・エクスペリエンス・メットリック(指標)に利用されている既存の国際電気通信連合(ITU)アプローチを拡張したもので、ライブ再生オフセット、画質、ビデオ読み込み時間、失速率などの技術的パラメーター間の関係を導き出した詳細な研究と、実際の人々からの報告によって認識されたライブ・ビデオ・エクスペリエンスに基づいています。ライブ・ビデオ・エクスペリエンスを計算するために、当社はエンド・ユーザーのデバイスからライブ・ビデオ・ストリームを直接測定し、ITUのアプローチを拡張したライブ・ビデオ・エクスペリエンスを使って各オペレーターが提供する全体的なライブ・ビデオ・エクスペリエンスを0から100の数値で表します。世界最大のビデオ・コンテンツ・プロバイダーから直接ストリーミング配信される異なる解像度のビデオが試験対象です。
スコアが3.7ポイント上昇したことにより、楽天モバイルは前回勝者のソフトバンクを引き離し、100点満点で84.2ポイントを獲得して「ゲーム・エクスペリエンス」部門の単独勝者となりました。
「良い」(75~85)の評価を達成したオペレーターは4社ともに、ほとんどのユーザーは、エクスペリエンスが許容できるものであると考えており、アクションとゲームの間に遅延を体感していません。
Opensignalのゲーム・エクスペリエンスでは、オペレーターのネットワーク上でどのようにモバイル・ユーザーがリアルタイム・マルチプレーヤー・モバイル・ゲームを体験しているかを測定します。0~100ポイントで測定されたユーザーのマルチプレーヤー・モバイル・ゲーム・エクスペリエンスが、遅延、パケット損失、ジッターなどのモバイルネットワーク条件によってどのような影響を受けるかを分析します。
ゲーム・エクスペリエンスは、世界中にあるサーバーにモバイル・デバイスを接続した状態で、リアルタイム・マルチプレーヤー・モバイル・ゲームをプレイの際のエクスペリエンスを数値化しています。このアプローチは、数年に渡る技術ネットワーク・パラメーターと実際のモバイル・ユーザーから報告を受けたゲーム・エクスペリエンス間の関係性を数値化した結果に基づいています。このパラメーターには遅延(往復時間)、ジッター(遅延の変動性)、パケット損失(宛先に到達しないデータパケットの割合)が含まれています。またネットワーク条件への平均感度を測定する為、複数のマルチプレーヤー・モバイル・ゲームのジャンルも考慮しています。このゲーム・テストには、世界中でプレイされている一番人気のリアルタイム・マルチプレーヤー・モバイル・ゲーム(Fortnite、Pro Evolution Soccer、Arena of Valor等)も含まれています。
ゲーム・エクスペリエンスを計算する為には、ユーザーのデバイスからリアル・ゲームをホストしているエンドポイントのインターネットまでのエンド・ツー・エンドのエクスペリエンスを測定するところから始まります。それから0から100までの値で得点付けられます。
ゲーム・エクスペリエンスに加えて、ゲーム・エクスペリエンス関連の次のメトリックを報告します。
前回のレポートではNTTドコモが「音声アプリ・エクスペリエンス」を完全制覇しましたが、今回は楽天モバイルが100点満点で83.1点を獲得し、競合他社を抑えて独走態勢に入りました。全オペレーターが「良い」(80~87点)にランクイン、多くのユーザーが満足しているが、軽微な品質低下を体感するユーザーもいます。
Opensignalの音声アプリに対するエクスペリエンスは、オーバー・ザ・トップ(OTT)ボイスサービスのエクスペリエンス品質を測定するものであり、国際電気通信連合(ITU)から発生したモデルを使用するWhatsApp、Skype、Facebookメッセンジャー等のモバイルデバイスアプリを元にして、全体的な音声通話品質と一連の校正された技術的パラメーターを測定します。このモデルは知覚される通話品質と技術的測定の間に生じる正確な関連姓において特徴づけられます。各オペレーターの音声アプリ・エクスペリエンスは、0から100までの値で得点付けられます。
音声アプリ・エクスペリエンスに加えて、それに関連する次のメトリックを報告します:
前回、NTTドコモと「ダウンロード・スピード・エクスペリエンス・アワード」を分け合ったauが、50.3Mbpsで首位に輝きました。
楽天モバイルのOpensignalユーザーは、全体の平均ダウンロード・スピードが7.5Mbpsアップし最も向上しました。 その結果、楽天モバイルはソフトバンクを抜いて3位に浮上しました。
Mbpsで測定されるダウンロード・スピード・エクスペリエンスは、オペレーターのモバイル・データ・ネットワークを通してユーザーが体感する典型的な毎日の速度を示しています。
ダウンロード・スピード・エクスペリエンスに加えて、ダウンロード速度に関連する次のメトリックを報告します。
楽天モバイルは19.5Mbpsを記録し、「アップロード・スピード・エクスペリエンス」の単独勝者となりました。2位のソフトバンクの8.9Mbpsに2倍以上の差をつけ、他社を圧倒しています。
アップロード・スピード・エクスペリエンスは、各オペレーターのモバイル・データ・ネットワーク上での平均アップロード速度を測定するものです。現在のモバイル・ブロードバンド技術はユーザーに各デバイスでコンテンツを消費してもらう為に出来る限り速いダウンロード速度を提供する事に焦点を当てている為、通常アップロード速度はダウンロード速度よりも遅くなっています。モバイル・インターネットの傾向がコンテンツをダウンロードする事からコンテンツを作成しリアルタイムでのコミュニケーション・サービスをサポートする事にシフトしている為、アップロード速度がより重要になってきており、アップストリーム能力を上げる為の新しい技術も出てきています。
アップロード・スピード・エクスペリエンスに加えて、アップロード速度に関連する5つのサポート・メトリックを報告します。
ソフトバンクは100点満点で77.5点を獲得し、「5Gビデオ・エクスペリエンス」賞を堅持しています。日本の5Gビデオ・エクスペリエンスは世界で最も高く、日本のオペレーター4社が全て非常に良い(68~78)のカテゴリーにランクされています。これはユーザーが平均して、5G接続時に満足できる読み込み時間と失速が、ほとんどなくビデオをストリーミングできることを意味します。
このような高レベルの5Gビデオ・エクスペリエンスでは、いくつかの要因が最終的な結果に大きな影響を与える可能性があります。例えば、デバイスの組み合わせ、デバイスの設定、また、オペレーターによるバッテリー持続時間、データ消費量、ビデオ性能のバランスをとるための設定。
アダプティブ・ビットレート・ストリーミング(ABR) を考慮する「5Gビデオ・エクスペリエンス」のスコア, とは、最大4K画質のビデオ・ストリームを含む、ユーザーの実際のビデオ・エクスペリエンスを、Opensignalが正確に表現するための技術です。
5Gビデオ・エクスペリエンスは、5G接続時の実際のビデオ・ストリームで、Opensignalユーザーによるモバイル・ビデオ・エクスペリエンス品質を定量化します。メトリックは国際電気通信連合(ITU)アプローチをベースに、画質、ビデオ読み込み時間、失速率と実際の人々から報告される受け身としてのビデオ・エクスペリエンスの間の関係を導く詳細な調査の上に成り立つアプローチになります。5G ビデオ・エクスペリエンスを計算する為、0から100までの値で各オペレーターの5Gネットワークでユーザーにより観察されたビデオ・エクスペリエンスを測定するようなITUアプローチを採用し、エンド・ユーザーのデバイスからビデオ・ストリームを直接測定します。ビデオ・テストには様々な解像度(フルHD(FHD)、4K/ウルトラHD(UHD)を含む)を含め、世界大手のビデオ・コンテンツ業者から直接ストリームしてもらいます。
前回のレポートでは、auとソフトバンクが「5Gライブ・ビデオ・エクスペリエンス・アワード」の最初の受賞者となりました。今回、ソフトバンクは100点満点で72.6点を獲得し、auを抑えて初の単独首位に輝きました。日本国内オペレーターの評価はすべて「素晴らしい(58点以上)。これは、ユーザーが平均して、短い読み込み時間、ほとんど失速せず、満足のいくライブ・オフセットで、少なくとも1080pでビデオをストリーミングできることを意味します。
オペレーターの「5Gライブ・ビデオ・エクスペリエンス」スコアは、画質、ビデオの読み込み時間、失速率だけでなく、ライブ再生オフセット(リアルタイムと視聴者が見る現在の再生位置の時間差)など、ユーザーが知覚するライブ・ストリーミング視聴エクスペリエンスに影響を与えるさまざまな尺度を使用して決定されます。
オンデマンドのビデオ・ストリームを表す5Gビデオ・エクスペリエンスとは異なり、「5Gライブ・ビデオ・エクスペリエンス」は、現在のイベントに使用されるライブ・ビデオ・ストリーミングを定量化します。例えば、ユーザーがライブスポーツ、ゲームのストリーミング、音楽コンサート、ニュースなどを視聴する場合、イベントはその瞬間に起こっています。
Opensignalのライブ・ビデオ・エクスペリエンスは、オペレーターのネットワーク上で配信されるビデオ・ストリームを測定することにより、モバイル・デバイスにストリーミング配信されるリアルタイム・ビデオの品質を数値で表します。この指標は、Opensignalのオンデマンド・ビデオ・エクスペリエンス・メットリック(指標)に利用されている既存の国際電気通信連合(ITU)アプローチを拡張したもので、ライブ再生オフセット、画質、ビデオ読み込み時間、失速率などの技術的パラメーター間の関係を導き出した詳細な研究と、実際の人々からの報告によって認識されたライブ・ビデオ・エクスペリエンスに基づいています。ライブ・ビデオ・エクスペリエンスを計算するために、当社はエンド・ユーザーのデバイスからライブ・ビデオ・ストリームを直接測定し、ITUのアプローチを拡張したライブ・ビデオ・エクスペリエンスを使って各オペレーターが提供する全体的なライブ・ビデオ・エクスペリエンスを0から100の数値で表します。世界最大のビデオ・コンテンツ・プロバイダーから直接ストリーミング配信される異なる解像度のビデオが試験対象です。
5Gライブ・ビデオ・エクスペリエンスは、5Gに接続したOpensignalのユーザーが実際のライブ・ビデオ・ストリームで体感するモバイル・ビデオ品質を数値で表します。
ソフトバンクは100点満点で90.3点を獲得し、「5Gゲーム・エクスペリエンス」賞を獲得しました。auと並び、5Gゲーム・エクスペリエンスは「素晴らしい(85点以上)」と評価されています。つまり、ほぼすべての回答者が、ゲームをコントロールできていると感じ、自分の行動に対するフィードバックを即座に受け取り、5Gに接続してもほとんどすべてのケースで目立つ遅延がありません。一方、NTTドコモと楽天モバイルは「良い(75~85点)」と評価されました。
5G ゲーム・エクスペリエンスでは、オペレーターの5G ネットワーク上でどのようにモバイル・ユーザーがリアルタイム・マルチプレーヤー・モバイル・ゲームを体験しているかを測定します。ユーザーのマルチプレーヤー・モバイル・ゲーム・エクスペリエンスが、遅延、パケット損失、ジッターなどのモバイルネットワーク条件によってどのような影響を受けたかを分析します。各オペレーターの5G ゲーム・エクスペリエンスは、0から100までの値で得点付けられます。
5G ゲーム・エクスペリエンスは、世界中にあるサーバーにモバイル・デバイスを接続した状態で、リアルタイム・マルチプレーヤー・モバイルゲームをプレイしている際のエクスペリエンスを数値化しています。このアプローチは、数年に渡る技術ネットワーク・パラメーターと実際のモバイル・ユーザーから報告を受けたゲーム・エクスペリエンス間の関係性を数値化した結果に基づいています。このパラメーターには遅延(往復時間)、ジッター(遅延の変動性)、パケット損失(宛先に到達しないデータパケットの割合)が含まれています。またネットワーク条件への平均感度を測定する為、複数のマルチプレーヤー・モバイル・ゲームのジャンルも考慮しています。このゲーム・テストには、世界中でプレイされている一番人気のリアルタイム・マルチプレーヤー・モバイル・ゲーム(Fortnite, Pro Evolution Soccer, Arena of Valor等)も含まれています。5G ゲーム・エクスペリエンスを計算する為には、ユーザーのデバイスからリアル・ゲームをホストしているエンドポイントのインターネットまでのエンド・ツー・エンドのエクスペリエンスを測定するところから始まります。
「5G音声アプリ・エクスペリエンス」賞は、ソフトバンクが独走態勢を崩し、auが100点満点で84.3~84.4点と同点で受賞しました。日本のオペレーター4社すべてが、5G音声アプリおよびサービスで「良い」(80~87点)の評価を獲得しました。つまり、多くのユーザーは満足しているが、軽微な品質低下を体感するユーザーもいるということを指します。.
5G⾳声アプリ・エクスペリエンスは、オペレーターの5Gネットワーク上でWhatsApp、Skype、Facebook MessengerなどOTT音声アプリ利用時のOpensignalユーザーの体験を定量化します。国際電気通信連合(ITU)アプローチから発生したモデルを使い、全体的な音声通話品質と一連の校正された技術的パラメーターを測定します。このモデルは知覚される通話品質と技術的測定の間に生じる正確な関連姓において特徴づけられます。各オペレーターの5G 音声アプリ エクスペリエンスは、0から100までの値で得点付けられます。
前回から33.6Mbpsという驚異的なスピードアップを見せた楽天モバイルは、NTTドコモとの同スコアを脱し、214.5Mbpsというスコアで5Gダウンロードスピードの単独トップに輝きました。また、 次点のNTTドコモより28.7%速い速度です。
5G ダウンロード・スピードでは、すべての3G、4Gおよび5Gネットワークオペレーターを介したOpensignalユーザーが体験した平均ダウンロード速度 エクスペリエンスを計測します。各オペレーターの5Gダウンロード速度はMbps(メガビット/秒)で計算されます。
楽天モバイルは、「5Gダウンロード・スピード・アワード」の受賞に加え、「5Gアップロードスピード・アワード」でも29.5Mbpsというスコアを獲得、2位のソフトバンクを44.4%上回る速さを見せました。
5G アップロード・スピードでは、すべての3G、4Gおよび5Gネットワークオペレーターを介したOpensignalユーザーが体験した平均アップロード速度エクスペリエンスを計測します。各オペレーターの5G アップロード速度はMbps(メガビット/秒)で計算されます。
「NTTドコモは10点満点で3.8点を獲得し、2回連続で「5Gカバレッジ・エクスペリエンス・アワード」 を受賞しました。NTTドコモとauはそれぞれ0.4ポイント、ソフトバンクと楽天モバイルはそれぞれ0.3ポイント上昇しました。
Opensignalカバレッジ・エクスペリエンス・メトリック(指標)は、人の居住地、職場、旅行先におけるモバイル・ネットワーク範囲を測定します。このメトリックは、カバレッジがあると合理的に予想できるエリアを移動時にユーザーが受ける体感を表します。
従来のカバレッジ・メトリックでは、通常、対象となる土地面積の割合または対象人口の割合が推定されますが、実際のユーザーの期待と体感の正確な測定は不可能です。多くの市場で、ユーザーにとってのカバレッジの重要性を人口密度も地理的地域でも反映していない地域があります。例えば大きな山間部では、ほとんどのユーザーは荒野におけるカバレッジを期待しませんが、スキー・リゾートのような比較的狭いエリアでのカバレッジの低さは休日を楽しむには問題となります。人口に基づいた推定値は、最も人口密度の高い地域でのカバレッジに重要性を過度に付与します。
カバレッジ・エクスペリエンスは、人口の多い地域の地理的カバレッジを測定するため、カバレッジの期待値と一般的なユーザーの体感をより正確に反映します。これは、地理的または人口指標に基づいた従来の推定値とは多少異なる結果を与える可能性があります。メトリックは、0から10までのスケールを使用します。
5Gカバレッジ・エクスペリエンスは5Gデバイスと5G契約を持つOpensignalユーザーがアクティブな5G接続に繋がっていた場所の割合を示します。
NTTドコモは、Opensignalのユーザーが5G、4G、3Gのモバイル信号を利用している時間の割合を示すスコア99.7%を獲得し、「利用率」賞の単独受賞にとどまりました。スコアが0.3ポイント上昇したことにより、楽天モバイルは4位からau、ソフトバンクと同列で2位となりました。
私たちの利用率メトリックは、カバレッジやネットワークの地理的範囲における測定値ではありません。これらのメトリックでは、都会から離れた地方やほぼ無人の地域を訪れる場合、信号を受信できるかどうかわからないからです。その代わり、従来のカバレッジ・メトリックにおいては見過ごされていたような、人々が頻繁にいる場所におけるネットワークに接続している時間の割合を測定できます。ユーザーが「どこ」ではなく「いつ」接続しているのかを見る事ができるので、実際のユーザー・エクスペリエンスをより正確に反映させることができます。
またモバイル・ユーザーが最も不満を抱える時間についても確認する事ができます:接続できる信号が全くない時です。最も一般的なデッド・ゾーンとしては、ユーザーは屋内での接続に一番苦労していると分かります。当社の利用可能データのほとんどは屋内から収集されている為(ユーザーがほとんどの時間を過ごしている為)、信号ゼロのエリアを検出することに特に気をつけています。
私たちの利用率メトリックでは、ユーザー中心の時間ベース・アプローチを採用しています。このアプローチは、私たちのリーチ・メトリックで使われるユーザー中心の地理的手法を補完するのです。
利用率はオペレーターのネットワーク上すべてのOpensignalユーザーが3G、4Gまたは5G接続を使っていた時間の割合を示しています。
2回連続で、auとソフトバンクが「5G利用率」賞を獲得しました。今回は、10-10.2%と統計的に同点でした。国内の5Gユーザーは、受賞者のネットワークで活発な5G接続を行う時間を、1日におよそ10%過ごすことを意味します。一方、日本のオペレーターの中で「5G利用率」スコアが最も上昇したのは楽天モバイルで、2.2ポイントの上昇です。
私たちの利用率メトリックは、カバレッジやネットワークの地理的範囲における測定値ではありません。これらのメトリックでは、都会から離れた地方やほぼ無人の地域を訪れる場合、信号を受信できるかどうかわからないからです。その代わり、従来のカバレッジ・メトリックにおいては見過ごされていたような、人々が頻繁にいる場所におけるネットワークに接続している時間の割合を測定できます。ユーザーが「どこ」ではなく「いつ」接続しているのかを見る事ができるので、実際のユーザー・エクスペリエンスをより正確に反映させることができます。
またモバイル・ユーザーが最も不満を抱える時間についても確認する事ができます:接続できる信号が全くない時です。最も一般的なデッド・ゾーンとしては、ユーザーは屋内での接続に一番苦労していると分かります。当社の利用可能データのほとんどは屋内から収集されている為(ユーザーがほとんどの時間を過ごしている為)、信号ゼロのエリアを検出することに特に気をつけています。
私たちの利用率メトリックでは、ユーザー中心の時間ベース・アプローチを採用しています。このアプローチは、私たちのリーチ・メトリックで使われるユーザー中心の地理的手法を補完するのです。
5G 利用率では5Gデバイスを持ち、5G契約中でOpensignalユーザーがアクティブな5Gに接続する時間の割合を示しています。
ソフトバンクが84.3%の得点で楽天モバイルを0.9%上回り、2年連続で「一貫した品質」賞を獲得しました。
この指標は、ユーザーがデバイス上で、いわゆる一般的なインタラクションの多いタスクを維持(または完了)するのに「十分な」レベルで、一般的なモバイル・アプリケーション要件をサポートする上で、ネットワークが十分であるかどうかを測定します。ダウンロード・スピード、アップロード・スピード、遅延、ジッター、パケットロス、最初のバイトの読込みまでの時間など、さまざまなエクスペリエンス指標を評価します。。
コンシステント・クオリティでは、ネットワークが一般的なモバイル・アプリの要件を、ユーザーがデバイス上でさまざまな一般的なタスクを維持(または完了)するのに十分なレベルでサポートできるかどうかを測定します。
ダウンロード・スピード、アップロード・スピード、遅延、ジッター、パケットロス、また最初の1バイトを受信するまでの時間のようなさまざまなユーザー体感指標を組み合わせてコンシステント・クオリティを計算します。これらのコンポーネントは、さまざまな一般タスクに使われるさまざまな一般アプリによって推奨されるしきい値と比較して評価されます。
メトリック値(指標値)を算出するには、コンシステント・クオリティの要件を満たすテストの割合に、全テスト中で完了したテストの割合であるテスト成功率を掛けます。テストに合格した場合、ビデオ通話、ソーシャルメディアへの画像のアップロード、スマート・ホーム・アプリの使用などのアクティビティが、目立った遅れや速度低下なく使用可能であることが示されるのです。
世界中の1,000万以上のデバイスから数十億もの個別測定を日々収集し、Opensignalは世界中の主要なネットワーク事業者におけるモバイル・ユーザー体感について独立して分析を行っています。
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(© Opensignal Limited)情報を残すようにしてください。
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各メトリックに対して、グラフ上に示されているような統計的信頼区間を計算しています。信頼区間が重なり合う際、測定結果は勝者を宣言するには近すぎるという事になります。この場合、我々は統計的ドローを示します。このような理由から、いくつかのメトリックにおいては複数のオペレーター勝者がでる事になります。
棒グラフにおいては、信頼区間を棒グラフの各サイドにある境界として捉えています。
サポート・メトリック・チャートにおいては、信頼区間を+/-数値として表しています。
モバイル・ネットワーク・ユーザー体感を分析するにあたって、なぜ信頼区間が重要なのか