日本におけるビジネス・モバイル・ ネットワーク・エクスペリエンス・レポート


2022年1月

Opensignal のビジネス・モバイル・ネットワーク・エクスペリエンス・レポートは、事業拠点における真のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスについての完全に独立した見解です。

独立
実際世界のエクスペリエンス
科学的分析
著者
Sam Fenwick
著者

主な分析結果

企業ユーザーが利用してい た中でダウンロード速度が 最も高速だったのはNTTド コモのネットワーク

NTTドコモはダウンロード・スピード・ビジネス・エクスペリエンス・アワードを圧倒的な46.3Mbpsで受賞しました。2位のオペレーターは3.5Mbpsのリードで平均速度が42.7Mbpsのauでした。SoftBankと楽天はそれぞれ38.4Mbps、20.2Mbpsでした。ダウンロード・スピード・ビジネス・エクスペリエンスは、移動中頻繁に大容量ファイルをすばやくダウンロードする必要のある従業員を抱える企業にとって最重要項目です。

アップロード・スピード・ビ ジネス・エクスペリエンス・ アワードの受賞は圧倒的な差をつけた楽天

Opensignalの事業拠点ユーザーは、平均アップロード速度が最もいのは楽天のネットワークを使用時であることを確定しました。2位のSoftBank (9.1Mbps) を3.1Mbps引き離した楽天は12.2Mbpsと印象的な記録でした。NTTドコモとauのスコアはそれぞれ8.3Mbpsと7.3Mbpsでした。アップロード速度は、勤務時の大半を現場で過ごして大容量の画像や動画をクラウドに定期的に転送する従業員を抱える企業にとって特に重要です。

事業拠点ユーザーが4Gや 5Gへの接続に一番使って いたのはauのネットワーク

利用率ビジネス・エクスペリエンス・アワードは99.7%のスコアを獲得したauが受賞しました。つまりauネットワークの事業拠点にいるユーザーは、接続時 の99.7%でauの4Gと5Gを使っていました。2位の楽天は99.3%、次に98.9%でNTTドコモ、97.8%のSoftbankと続いたのです。従来のネットワークテクノロジーを使用しているユーザーと比較して、4Gおよび5G接続でユーザーが一般的に享受している優れた接続性を慮すると、利用率ビジネス・エクスペリエンスは重要な指標です。

OTT⾳声アプリケーション利用時に最高のエクスペリエンスを得られたのは事業拠点 のSoftbankユーザー

Softbankは、100ポイント中82.8ポイントで音声アプリ・ビジネス・エクスペリエンス・アワードを受賞しました。ただし全4オペレーターが良い (80~87) カテゴリに分類されます。これは事業拠点の多くのユーザーが満足していた一方でカチカチ音や歪みなど軽微な品質障害があったということです。Opensignalの音声アプリ・ビジネス・エクスペリエンスでは、オーバー・ザ・トップ (OTT) 音声サービスの品質を評価しました。たとえば、企業のユーザーが見ているようなライン、Skype、Facebookメッセンジャー、FaceTime、Viberなどです。

グループ・ビデオ通話のトップはNTTドコモと Softbank

NTTドコモおよびSoftBank2社の統計的互角により、グループ・ビデオ音話ビジネス・エクスペリエンス・アワードは共同受賞でした。3位はauで80ポイント、59ポイントの楽天がかなりの差をつけられその後に続きました。グループ・ビデオ通話は、新型コロナウイルスの大流行やリモート・ワークへの移行などにより、企業にとってより重要性が増しています。Opensignalの方法論では事業拠点のユーザー・エクスペリエンスの品質は、エクスペリエンスで最も遅れを取った品質のユーザーに大きく影響される事実を考慮しています。

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