Opensignal は、消費者の接続体感を分析するための独立したグローバル・スタンダードです。弊社の業界レポートは、人々が日常生活でモバイルやブロードバンド接続を使用する際に何が起こるかを理解するための決定版ガイドです。
Opensignal は、消費者の接続体感を分析するための独立したグローバル・スタンダードです。弊社の業界レポートは、人々が日常生活でモバイルやブロードバンド接続を使用する際に何が起こるかを理解するための決定版ガイドです。
今回のレポートでは、auが「5Gビデオ・エクスペリエンス」でソフトバンクと同点だった統計的な状況を脱し、100点満点で77.8点を獲得し、同賞を完全受賞しました。この結果、auは、全体の部門と5G部門の両方で、Opensignalのすべてのエクスペリエンス・アワード(ビデオ・エクスペリエンス、ライブ・ビデオ・エクスペリエンス、ゲーム・エクスペリエンス、音声アプリ・エクスペリエンス)の単独受賞者となりました。
NTTドコモは21Mbpsのスコアアップにより、前回1位だった楽天モバイルを引き離し、168Mbpsのスコアで「5Gダウンロード・スピード」を主張。しかし、全体の平均ダウンロード・スピードは、auユーザーが引き続き最速の55.8Mbpsを記録しており、NTTドコモは2位となっています。
前回のレポートでは、auとソフトバンクが「5G利用率」の表彰台で首位を分け合いましたが、今回はソフトバンクがスコアを4ポイント伸ばしたため、ソフトバンクの単独受賞となりました。ソフトバンクの受賞は、同社のネットワークを利用する5Gユーザーが16.2%の時間をアクティブな5G接続で過ごしていることを意味します。
楽天モバイルは、「アップロード・スピード・エクスペリエンス」と「5Gアップロード・スピード」賞において、伝統的に圧倒的な強さを誇っています。それぞれ15.9Mbpsと26.2Mbpsを記録し、2位のソフトバンクに大差をつけています。
「信頼性エクスペリエンス」は、auが100~1000点満点で951点を獲得し、2回連続で受賞しました。2位はソフトバンクで、12ポイント差でありましたが、前回より17ポイント上昇しました。
日本の地域別では、auが最多の43の賞を受賞し、その大部分はエクスペリエンス・メトリクスと信頼性エクスペリエンスによるものです。またauは、「ゲーム・エクスペリエンス」と「5Gゲーム・エクスペリエンス」賞を全地域で受賞しました。楽天モバイルは、「アップロード・スピード・エクスペリエンス」と「5Gアップロード・スピード」賞をすべての地域で総なめにし、ソフトバンクは「5G利用率」賞を全地域で獲得しました。
Opensignaの最新日本モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポートでは、auが10の単独受賞と1つの共同受賞を果たし、国内受賞数でトップに立ちました。NTTドコモは、3つの賞と1つの共同受賞を獲得し、これには今回同社が主張する「5Gダウンロード・スピード」も含まれています。楽天モバイルは「アップロード・スピード・エクスペリエンス」で優位に立ち、「アップロード・スピード・エクスペリエンス」賞と「5Gアップロード・スピード」賞の両方を受賞し、一方で、ソフトバンクは「5G利用率」を獲得しました。
日本のオペレーターは、5Gサービスを提供するためのインフラ整備を続けています。ソフトバンクは4.9~5GHz帯で100MHzの周波数帯を確保し、容量を向上させ、ユーザーのモバイル・エクスペリエンスの向上につなげています。一方で、楽天モバイルは、Sub-6GHz以下の周波数帯を利用し、関東地方での5Gカバレッジを2倍以上に拡大したと発表しました。
本レポートでは、au、NTTドコモ、楽天モバイル、ソフトバンクという日本の主要携帯電話事業者4社のモバイル・ネットワーク・ユーザー体感を、2025年1月1日から2025年3月31日までの90日間で検証しました。
Opensignal レポートにはメイン・ブランドのエクスペリエンスのみが含まれ、サブ・ブランドは含まれません。NTTドコモの他の料金プラン(eximo, ahamo & irumo)もスコアに含まれています。弊社の指標には、ユーザーがデータ使用量を超えた場合も含め、すべてのモバイル・テクノロジーで報告されたすべてのユーザー測定が含まれます。また、NTT ドコモのデータは3Gが含まれています。
このドキュメントは、英語版の翻訳版です。 正確な翻訳を保証するためにあらゆる努⼒が払われていますが、英語版との間に不⼀致がある場合は、英語版が優先されます。
auは100点満点で73.9点を獲得し、次点のソフトバンクに1点差をつけて「ビデオ・エクスペリエンス」賞の座を守りました。
オペレーターの選択にかかわらず、日本のユーザーは「非常に良い」「非常に良い(68-78点)」のビデオ・エクスペリエンスを楽しんでいます。これは、弊社のユーザーが平均して、1080p以上のビデオを、満足のいく読み込み時間とわずかな失速でストリーミングできることを意味します。
「ビデオ・エクスペリエンス」のスコアはアダプティブ・ビットレート・ストリーミング(ABR)を考慮しており、これはOpensignalがユーザーの実際の「ビデオ・エクスペリエンス」を正確に表現できる技術で、4K品質までのビデオ・ストリームを含みます。
Opensignalのビデオ・エクスペリエンスは、オペレーターのネットワークを介した実世界のビデオ・ストリームの測定によって、モバイル・デバイスに配信されるビデオ品質を定量化します。メトリックは国際電気通信連合(ITU)アプローチをベースに、画質、ビデオ読み込み時間、失速率と実際の人々から報告される受け身としてのビデオ・エクスペリエンスの間の関係を導く詳細な調査の上に成り立つアプローチになります。ビデオ・エクスペリエンスを計算する為、0から100までの値で各オペレーターによる一般的なビデオ・エクスペリエンスを測定するようなITUアプローチを採用し、エンド・ユーザーのデバイスからビデオ・ストリームを直接測定します。ビデオ・テストには様々な解像度(フルHD(FHD)、4K/ウルトラHD(UHD)を含む)を含め、世界大手のビデオ・コンテンツ業者から直接ストリームしてもらいます。
ビデオ・エクスペリエンスに加えて、ビデオ・エクスペリエンス関連の次のメトリックを報告します。
今回もauが100点満点で69.4点を獲得し、「ライブ・ビデオ・エクスペリエンス」賞は単独勝者でした。
すべてのオペレーターが「素晴らしい(58点以上)」のカテゴリーに入り、ユーザーは平均して、少なくとも1080pでビデオ・ストリーミングでき、読み込み時間も短く、失速も少なく、ライブ・オフセットも満足のいくものでした。
オペレーターのライブ・ビデオ・エクスペリエンス・スコアは、画質、ビデオの読み込み時間、失速率だけでなく、ライブ再生オフセット(リアルタイムと視聴者が見る現在の再生位置での時間差)など、ユーザーが感じるライブ・ストリーミング視聴エクスペリエンスに影響を与えるさまざまな指標を使用して決定されます。
オンデマンド・ビデオ・ストリーミングを表す「ビデオ・エクスペリエンス」とは異なり、「ライブ・ビデオ・エクスペリエンス」は、現在のイベントに使用されるライブ・ビデオ・ストリーミングを数値化したものです。たとえば、ユーザーがライブ・スポーツ、ゲーム・ストリーム、音楽コンサート、ニュースなどを視聴し、その瞬間にイベントが発生している場合などです。
Opensignalのライブ・ビデオ・エクスペリエンスは、オペレーターのネットワーク上で配信されるビデオ・ストリームを測定することにより、モバイル・デバイスにストリーミング配信されるリアルタイム・ビデオの品質を数値で表します。この指標は、Opensignalのオンデマンド・ビデオ・エクスペリエンス・メットリック(指標)に利用されている既存の国際電気通信連合(ITU)アプローチを拡張したもので、ライブ再生オフセット、画質、ビデオ読み込み時間、失速率などの技術的パラメーター間の関係を導き出した詳細な研究と、実際の人々からの報告によって認識されたライブ・ビデオ・エクスペリエンスに基づいています。ライブ・ビデオ・エクスペリエンスを計算するために、当社はエンド・ユーザーのデバイスからライブ・ビデオ・ストリームを直接測定し、ITUのアプローチを拡張したライブ・ビデオ・エクスペリエンスを使って各オペレーターが提供する全体的なライブ・ビデオ・エクスペリエンスを0から100の数値で表します。世界最大のビデオ・コンテンツ・プロバイダーから直接ストリーミング配信される異なる解像度のビデオが試験対象です。
「ゲーム・エクスペリエンス」賞は、auが100点満点で86.8点を獲得し、2位のソフトバンクに3点差をつけて受賞しました。NTTドコモのスコアが3ポイント上昇しました。
auは「素晴らしい(85点以上)」、NTTドコモ、ソフトバンク、楽天モバイルは1つ下の「良い(75~85点)」でした。「素晴らしい(85点以上)」という評価は、大多数のユーザーがこのネットワーク・エクスペリエンスを受け入れられると判断していることを意味します。ほぼすべてのユーザーが、ゲームをコントロールできていると感じており、自分の行動に対するフィードバックをすぐに受け取れます。また、ほとんどすべてのケースで顕著な遅延はありません。
Opensignalのゲーム・エクスペリエンスでは、オペレーターのネットワーク上でどのようにモバイル・ユーザーがリアルタイム・マルチプレーヤー・モバイル・ゲームを体験しているかを測定します。0~100ポイントで測定されたユーザーのマルチプレーヤー・モバイル・ゲーム・エクスペリエンスが、遅延、パケット損失、ジッターなどのモバイルネットワーク条件によってどのような影響を受けるかを分析します。
ゲーム・エクスペリエンスは、世界中にあるサーバーにモバイル・デバイスを接続した状態で、リアルタイム・マルチプレーヤー・モバイル・ゲームをプレイの際のエクスペリエンスを数値化しています。このアプローチは、数年に渡る技術ネットワーク・パラメーターと実際のモバイル・ユーザーから報告を受けたゲーム・エクスペリエンス間の関係性を数値化した結果に基づいています。このパラメーターには遅延(往復時間)、ジッター(遅延の変動性)、パケット損失(宛先に到達しないデータパケットの割合)が含まれています。またネットワーク条件への平均感度を測定する為、複数のマルチプレーヤー・モバイル・ゲームのジャンルも考慮しています。このゲーム・テストには、世界中でプレイされている一番人気のリアルタイム・マルチプレーヤー・モバイル・ゲーム(Fortnite、Pro Evolution Soccer、Arena of Valor等)も含まれています。
ゲーム・エクスペリエンスを計算する為には、ユーザーのデバイスからリアル・ゲームをホストしているエンドポイントのインターネットまでのエンド・ツー・エンドのエクスペリエンスを測定するところから始まります。それから0から100までの値で得点付けられます。
ゲーム・エクスペリエンスに加えて、ゲーム・エクスペリエンス関連の次のメトリックを報告します。
auは、100点満点で83.9点を獲得し、再び「音声アプリ・エクスペリエンス」賞で勝利しました。
すべてのオペレーターが「良い(80-87点)」のカテゴリーに入りました。これは、多くのユーザーが満足していることを意味しますが、軽微な品質障害を体感するユーザーもいます。例えば、クリック音や歪みが発生することはほとんどありません。
Opensignalの音声アプリに対するエクスペリエンスは、オーバー・ザ・トップ(OTT)ボイスサービスのエクスペリエンス品質を測定するものであり、国際電気通信連合(ITU)から発生したモデルを使用するWhatsApp、Skype、Facebookメッセンジャー等のモバイルデバイスアプリを元にして、全体的な音声通話品質と一連の校正された技術的パラメーターを測定します。このモデルは知覚される通話品質と技術的測定の間に生じる正確な関連姓において特徴づけられます。各オペレーターの音声アプリ・エクスペリエンスは、0から100までの値で得点付けられます。
音声アプリ・エクスペリエンスに加えて、それに関連する次のメトリックを報告します:
弊社のauのユーザーは、平均ダウンロード・スピード55.8Mbpsで、引き続き最速を維持しています。NTTドコモは1Mbps差で2位。ダウンロード・スピードの体感速度では、ソフトバンクが11Mbpsと前回から最もスコアを伸ばしており、NTTドコモの7Mbpsがそれに続いています。
Mbpsで測定されるダウンロード・スピード・エクスペリエンスは、オペレーターのモバイル・データ・ネットワークを通してユーザーが体感する典型的な毎日の速度を示しています。
ダウンロード・スピード・エクスペリエンスに加えて、ダウンロード速度に関連する次のメトリックを報告します。
楽天モバイルは・スピード・エクスペリエンス」部門で15.9Mbpsのスコアを獲得し、2位のソフトバンクに7Mbpsの差をつけて圧勝しました。
アップロード・スピード・エクスペリエンスは、各オペレーターのモバイル・データ・ネットワーク上での平均アップロード速度を測定するものです。現在のモバイル・ブロードバンド技術はユーザーに各デバイスでコンテンツを消費してもらう為に出来る限り速いダウンロード速度を提供する事に焦点を当てている為、通常アップロード速度はダウンロード速度よりも遅くなっています。モバイル・インターネットの傾向がコンテンツをダウンロードする事からコンテンツを作成しリアルタイムでのコミュニケーション・サービスをサポートする事にシフトしている為、アップロード速度がより重要になってきており、アップストリーム能力を上げる為の新しい技術も出てきています。
アップロード・スピード・エクスペリエンスに加えて、アップロード速度に関連する5つのサポート・メトリックを報告します。
今回のレポートでは、auが「5G ビデオ・エクスペリエンス」でソフトバンクと同点だった統計的な状況を脱しました。100点満点で77.8点を獲得し、前回の共同受賞者であるソフトバンクに1点差をつけての単独受賞となりました。
日本のすべてのオペレーターが「非常に良好(68-78点)」と評価されています。これは、5Gに接続した場合、平均して1080p以上のビデオを満足のいく読み込み時間でストリーミングでき、失速も少ないことを意味します。
「5Gビデオ・エクスペリエンス」のスコアには アダプティブ・ビットレー・トストリーミング(ABR)が含まれており、これはOpensignalがユーザーの実際のビデオ・エクスペリエンスを正確に表現できる技術であり、4K品質までのビデオ・ストリームも含まれます。
5Gビデオ・エクスペリエンスは、5G接続時の実際のビデオ・ストリームで、Opensignalユーザーによるモバイル・ビデオ・エクスペリエンス品質を定量化します。メトリックは国際電気通信連合(ITU)アプローチをベースに、画質、ビデオ読み込み時間、失速率と実際の人々から報告される受け身としてのビデオ・エクスペリエンスの間の関係を導く詳細な調査の上に成り立つアプローチになります。5G ビデオ・エクスペリエンスを計算する為、0から100までの値で各オペレーターの5Gネットワークでユーザーにより観察されたビデオ・エクスペリエンスを測定するようなITUアプローチを採用し、エンド・ユーザーのデバイスからビデオ・ストリームを直接測定します。ビデオ・テストには様々な解像度(フルHD(FHD)、4K/ウルトラHD(UHD)を含む)を含め、世界大手のビデオ・コンテンツ業者から直接ストリームしてもらいます。
今回も「5Gライブ・ビデオ・エクスペリエンス」賞はauが獲得し、100点満点で73.8点を獲得しました。ソフトバンクは1ポイント差で2位となりました。
契約しているオペレーターにかかわらず、日本のユーザーは「5Gライブ・ビデオ・エクスペリエンス」を「素晴らしい(58点以上)」で楽しんでいます。平均して、5Gに接続した場合、読み込み時間が短く、失速も少なく、満足のいくライブ・オフセットで、少なくとも1080pのビデオ・ストリーミングすることができます。
オンデマンド・ビデオ・ストリーミングを表す「5Gビデオ・エクスペリエンス」とは異なり、「5Gライブ・ビデオ・エクスペリエンス」は、現在のイベントに使用されるライブ・ビデオ・ストリーミングを数値化したものです。例えば、ユーザーがライブ・スポーツ、ゲーム・ストリーム、音楽コンサート、ニュースなどを視聴する場合、その瞬間にイベントが発生している場合などです。
Opensignalのライブ・ビデオ・エクスペリエンスは、オペレーターのネットワーク上で配信されるビデオ・ストリームを測定することにより、モバイル・デバイスにストリーミング配信されるリアルタイム・ビデオの品質を数値で表します。この指標は、Opensignalのオンデマンド・ビデオ・エクスペリエンス・メットリック(指標)に利用されている既存の国際電気通信連合(ITU)アプローチを拡張したもので、ライブ再生オフセット、画質、ビデオ読み込み時間、失速率などの技術的パラメーター間の関係を導き出した詳細な研究と、実際の人々からの報告によって認識されたライブ・ビデオ・エクスペリエンスに基づいています。ライブ・ビデオ・エクスペリエンスを計算するために、当社はエンド・ユーザーのデバイスからライブ・ビデオ・ストリームを直接測定し、ITUのアプローチを拡張したライブ・ビデオ・エクスペリエンスを使って各オペレーターが提供する全体的なライブ・ビデオ・エクスペリエンスを0から100の数値で表します。世界最大のビデオ・コンテンツ・プロバイダーから直接ストリーミング配信される異なる解像度のビデオが試験対象です。
5Gライブ・ビデオ・エクスペリエンスは、5Gに接続したOpensignalのユーザーが実際のライブ・ビデオ・ストリームで体感するモバイル・ビデオ品質を数値で表します。
auは、「5G ゲーム・エクスペリエンス」において、100点満点で92.1点を獲得し、2位のソフトバンクを3点リードして、再び同賞を単独受賞しました。
NTTドコモと楽天モバイルが「良い(75-85点)」であるのに対し、auとソフトバンクは「素晴らしい(85点以上)」です。auとソフトバンクの「素晴らしい(85点以上)」という評価は、大多数のユーザーがこの5Gネットワーク・エクスペリエンスを容認していることを意味します。ほぼすべてのユーザーがゲームをコントロールできていると感じており、自分の行動に対するフィードバックをすぐに受け取れます。また、ほとんどすべてのケースで顕著な遅延はありません。
5G ゲーム・エクスペリエンスでは、オペレーターの5G ネットワーク上でどのようにモバイル・ユーザーがリアルタイム・マルチプレーヤー・モバイル・ゲームを体験しているかを測定します。ユーザーのマルチプレーヤー・モバイル・ゲーム・エクスペリエンスが、遅延、パケット損失、ジッターなどのモバイルネットワーク条件によってどのような影響を受けたかを分析します。各オペレーターの5G ゲーム・エクスペリエンスは、0から100までの値で得点付けられます。
5G ゲーム・エクスペリエンスは、世界中にあるサーバーにモバイル・デバイスを接続した状態で、リアルタイム・マルチプレーヤー・モバイルゲームをプレイしている際のエクスペリエンスを数値化しています。このアプローチは、数年に渡る技術ネットワーク・パラメーターと実際のモバイル・ユーザーから報告を受けたゲーム・エクスペリエンス間の関係性を数値化した結果に基づいています。このパラメーターには遅延(往復時間)、ジッター(遅延の変動性)、パケット損失(宛先に到達しないデータパケットの割合)が含まれています。またネットワーク条件への平均感度を測定する為、複数のマルチプレーヤー・モバイル・ゲームのジャンルも考慮しています。このゲーム・テストには、世界中でプレイされている一番人気のリアルタイム・マルチプレーヤー・モバイル・ゲーム(Fortnite, Pro Evolution Soccer, Arena of Valor等)も含まれています。5G ゲーム・エクスペリエンスを計算する為には、ユーザーのデバイスからリアル・ゲームをホストしているエンドポイントのインターネットまでのエンド・ツー・エンドのエクスペリエンスを測定するところから始まります。
今回もauが「5G音声アプリ・エクスペリエンス」賞で1位となり、100点満点で85.4点を獲得し、ソフトバンクを1点上回りました。
すべてのオペレーターが、「5G 音声アプリ・エクスペリエンス」で「良い(80-87点)」の評価を獲得しています。これは、多くのユーザーが満足していることを意味しますが、軽微な品質障害を体感するユーザーもいます。例えば、クリック音や歪みが発生することはほとんどありません。
5G⾳声アプリ・エクスペリエンスは、オペレーターの5Gネットワーク上でWhatsApp、Skype、Facebook MessengerなどOTT音声アプリ利用時のOpensignalユーザーの体験を定量化します。国際電気通信連合(ITU)アプローチから発生したモデルを使い、全体的な音声通話品質と一連の校正された技術的パラメーターを測定します。このモデルは知覚される通話品質と技術的測定の間に生じる正確な関連姓において特徴づけられます。各オペレーターの5G 音声アプリ エクスペリエンスは、0から100までの値で得点付けられます。
NTTドコモは21Mbps増の168Mbpsを記録し、前回1位の楽天モバイルを引き離して「5Gダウンロード・スピード」賞の単独受賞となりました。楽天モバイルとauは163-164.1Mbpsの統計的に同スコアで2位を分け合いました。
5G ダウンロード・スピードでは、すべての3G、4Gおよび5Gネットワークオペレーターを介したOpensignalユーザーが体験した平均ダウンロード速度 エクスペリエンスを計測します。各オペレーターの5Gダウンロード速度はMbps(メガビット/秒)で計算されます。
楽天モバイルは26.2Mbpsを記録し、次点のソフトバンクに9Mbpsの差をつけて「5Gアップロード・スピード」賞の単独受賞となりました。
5G アップロード・スピードでは、すべての3G、4Gおよび5Gネットワークオペレーターを介したOpensignalユーザーが体験した平均アップロード速度エクスペリエンスを計測します。各オペレーターの5G アップロード速度はMbps(メガビット/秒)で計算されます。
「カバレッジ・エクスペリエンス」賞では、NTTドコモは、10点満点で9.1点を獲得し、auを1点上回りトップとなりました。このスコアは、NTTドコモが日本のすべてのオペレーターの中で最も広く、人口密集地でのカバー範囲が広いことを意味します。
Opensignalカバレッジ・エクスペリエンス・メトリック(指標)は、人の居住地、職場、旅行先におけるモバイル・ネットワーク範囲を測定します。このメトリックは、カバレッジがあると合理的に予想できるエリアを移動時にユーザーが受ける体感を表します。
従来のカバレッジ・メトリックでは、通常、対象となる土地面積の割合または対象人口の割合が推定されますが、実際のユーザーの期待と体感の正確な測定は不可能です。多くの市場で、ユーザーにとってのカバレッジの重要性を人口密度も地理的地域でも反映していない地域があります。例えば大きな山間部では、ほとんどのユーザーは荒野におけるカバレッジを期待しませんが、スキー・リゾートのような比較的狭いエリアでのカバレッジの低さは休日を楽しむには問題となります。人口に基づいた推定値は、最も人口密度の高い地域でのカバレッジに重要性を過度に付与します。
カバレッジ・エクスペリエンスは、人口の多い地域の地理的カバレッジを測定するため、カバレッジの期待値と一般的なユーザーの体感をより正確に反映します。これは、地理的または人口指標に基づいた従来の推定値とは多少異なる結果を与える可能性があります。メトリックは、0から10までのスケールを使用します。
NTTドコモは10点満点で4.6点を獲得し、2位のauに1点差をつけて「5G カバレッジ・エクスペリエンス」賞を保持しました。これは、日本の人口密集地における5Gネットワークの設置面積が拡大していることを反映しています。
Opensignalカバレッジ・エクスペリエンス・メトリック(指標)は、人の居住地、職場、旅行先におけるモバイル・ネットワーク範囲を測定します。このメトリックは、カバレッジがあると合理的に予想できるエリアを移動時にユーザーが受ける体感を表します。
従来のカバレッジ・メトリックでは、通常、対象となる土地面積の割合または対象人口の割合が推定されますが、実際のユーザーの期待と体感の正確な測定は不可能です。多くの市場で、ユーザーにとってのカバレッジの重要性を人口密度も地理的地域でも反映していない地域があります。例えば大きな山間部では、ほとんどのユーザーは荒野におけるカバレッジを期待しませんが、スキー・リゾートのような比較的狭いエリアでのカバレッジの低さは休日を楽しむには問題となります。人口に基づいた推定値は、最も人口密度の高い地域でのカバレッジに重要性を過度に付与します。
カバレッジ・エクスペリエンスは、人口の多い地域の地理的カバレッジを測定するため、カバレッジの期待値と一般的なユーザーの体感をより正確に反映します。これは、地理的または人口指標に基づいた従来の推定値とは多少異なる結果を与える可能性があります。メトリックは、0から10までのスケールを使用します。
5Gカバレッジ・エクスペリエンスは5Gデバイスと5G契約を持つOpensignalユーザーがアクティブな5G接続に繋がっていた場所の割合を示します。
auとNTTドコモは、99.7%という同スコアを獲得し、「利用率」賞で同点となりました。これらのスコアは、Opensignalのユーザーが5G、4G、3Gのモバイル信号を利用している時間の割合を表しています。
私たちの利用率メトリックは、カバレッジやネットワークの地理的範囲における測定値ではありません。これらのメトリックでは、都会から離れた地方やほぼ無人の地域を訪れる場合、信号を受信できるかどうかわからないからです。その代わり、従来のカバレッジ・メトリックにおいては見過ごされていたような、人々が頻繁にいる場所におけるネットワークに接続している時間の割合を測定できます。ユーザーが「どこ」ではなく「いつ」接続しているのかを見る事ができるので、実際のユーザー・エクスペリエンスをより正確に反映させることができます。
またモバイル・ユーザーが最も不満を抱える時間についても確認する事ができます:接続できる信号が全くない時です。最も一般的なデッド・ゾーンとしては、ユーザーは屋内での接続に一番苦労していると分かります。当社の利用可能データのほとんどは屋内から収集されている為(ユーザーがほとんどの時間を過ごしている為)、信号ゼロのエリアを検出することに特に気をつけています。
私たちの利用率メトリックでは、ユーザー中心の時間ベース・アプローチを採用しています。このアプローチは、私たちのリーチ・メトリックで使われるユーザー中心の地理的手法を補完するのです。
利用率はオペレーターのネットワーク上すべてのOpensignalユーザーが3G、4Gまたは5G接続を使っていた時間の割合を示しています。
前回のレポートでは、auとソフトバンクが「5G利用率」賞の首位を分け合いましたが、今回はソフトバンクのスコアが4ポイント上昇したため、ソフトバンクの単独受賞となりました。ソフトバンクの受賞は、同社のネットワークを利用する5Gユーザーが16.2%の時間をアクティブな5G接続で過ごしていることを意味します。楽天モバイルの5G利用率スコアも3ポイント改善しました。
私たちの利用率メトリックは、カバレッジやネットワークの地理的範囲における測定値ではありません。これらのメトリックでは、都会から離れた地方やほぼ無人の地域を訪れる場合、信号を受信できるかどうかわからないからです。その代わり、従来のカバレッジ・メトリックにおいては見過ごされていたような、人々が頻繁にいる場所におけるネットワークに接続している時間の割合を測定できます。ユーザーが「どこ」ではなく「いつ」接続しているのかを見る事ができるので、実際のユーザー・エクスペリエンスをより正確に反映させることができます。
またモバイル・ユーザーが最も不満を抱える時間についても確認する事ができます:接続できる信号が全くない時です。最も一般的なデッド・ゾーンとしては、ユーザーは屋内での接続に一番苦労していると分かります。当社の利用可能データのほとんどは屋内から収集されている為(ユーザーがほとんどの時間を過ごしている為)、信号ゼロのエリアを検出することに特に気をつけています。
私たちの利用率メトリックでは、ユーザー中心の時間ベース・アプローチを採用しています。このアプローチは、私たちのリーチ・メトリックで使われるユーザー中心の地理的手法を補完するのです。
5G 利用率では5Gデバイスを持ち、5G契約中でOpensignalユーザーがアクティブな5Gに接続する時間の割合を示しています。
「信頼性エクスペリエンス」賞は、auが100~1000点満点で951点を獲得し、2回連続で受賞しました。2位はソフトバンクで、12ポイント差でありましたが、前回より17ポイント上昇しました。
Opensignalの「信頼性エクスペリエンス」は、ユーザーがオペレーターのネットワークに接続し、基本的なタスクを正常に完了できる能力を測定します。これには次の要素が含まれます。:
a) 信号利用率 — Opensignalユーザーがモバイル・ネットワークに正常に接続できる時間の割合、
b) データ接続性 — ネットワークが利用可能で、デバイスがインターネットに接続できる時間の割合、
c) タスク完了 — ユーザーのデバイスによって開始されたタスクが完了したかどうか、
d)十分性 — (基本的な)タスクがユーザーにとって十分に実行される確率。
Opensignal の信頼性エクスペリエンスは、Opensignal ユーザーが通信サービスプロバイダー( CSP )のネットワークに接続し、タスクを正常に完了する能力を測定します。これは、無線アクセスとコア・ネットワークによって Opensignal ユーザーのエクスペリエンスがどの程度影響を受けるか、また、CSP のネットワークに接続していてもインターネットに接続できない問題を分析します。また、SD ビデオ、オーバー・ザ・トップの音声通話、Web ブラウジングなど、パフォーマンスの低いアプリケーションを正常に使用できるユーザーの能力も考慮に入れます。
世界中の1,000万以上のデバイスから数十億もの個別測定を日々収集し、Opensignalは世界中の主要なネットワーク事業者におけるモバイル・ユーザー体感について独立して分析を行っています。
記者の方々、この画像を使用頂く際はOpensignalのロゴと著作権
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各メトリックに対して、グラフ上に示されているような統計的信頼区間を計算しています。信頼区間が重なり合う際、測定結果は勝者を宣言するには近すぎるという事になります。この場合、我々は統計的ドローを示します。このような理由から、いくつかのメトリックにおいては複数のオペレーター勝者がでる事になります。
棒グラフにおいては、信頼区間を棒グラフの各サイドにある境界として捉えています。
サポート・メトリック・チャートにおいては、信頼区間を+/-数値として表しています。
モバイル・ネットワーク・ユーザー体感を分析するにあたって、なぜ信頼区間が重要なのか