東海道新幹線周辺のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンス

主な分析結果

• ソフトバンクは、東海道新幹線周辺のゲーム・エクスペリエンスで圧倒的な第1位を獲得しています。
• アップロード・スピード・エクスペリエンスでは、楽天が大差をつけて首位に立っています。
• ソフトバンクは、東海道新幹線周辺の5Gのすべての指標において、5Gゲーム・エクスペリエンスでは単独で、その他の指標では共同で第1位を獲得しました。
• ソフトバンクのユーザーは、東海道新幹線周辺の日本の4つの全国オペレーターの中で最も一貫した品質を体感しています。 
• また、ソフトバンクは5G利用率でも32.4%のスコアを獲得し、首位の座を占めています。 

新幹線は通称「弾丸列車」と呼ばれ、日本に9路線ある高速鉄道路線の ネットワーク です。弊社の分析では、東海道新幹線周辺のユーザーのモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスに焦点を当てています。この最初の高速鉄道は1964年に日本で開通し、現在でも日本で最も利用者の多い新幹線路線です。線路や主要駅(新大阪、京都、名古屋、新横浜、品川、東京)周辺で収集したデータを活用しています。

アップロード・スピード・エクスペリエンスでは、楽天が2位のソフトバンクに33.3%、3位のauに88.5%の大差をつけてリードしています。一方、ソフトバンクはゲーム・エクスペリエンスで1位となり、au、楽天モバイルと並んで 良い(75-85) のカテゴリにランクインしました。ほとんどのユーザーが、マルチプレイヤー・モバイル・ゲーム・エクスペリエンスを許容範囲であり、アクションとゲームの間に遅延を感じないとしています。

auとソフトバンクは、東海道新幹線周辺の3つの総合指標(ダウンロード・スピード・エクスペリエンス、ビデオ・エクスペリエンス、音声アプリ・エクスペリエンス)で共に1位になりました。auとソフトバンクの両社は、東海道新幹線周辺のダウンロード・スピード全体の平均が、前回の「日本モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート 」で示された全国平均よりも速いことを確認しています

ソフトバンクは、東海道新幹線周辺の5G指標すべてにおいて、単独または共同で第1位となっています。また、5Gゲーム・エクスペリエンスで勝利を収め、唯一 素晴らしい(85以上) を獲得しました。これは、ほぼすべてのユーザーが、5G に接続したときにゲームをコントロールできるように感じ、自分のアクションに関するフィードバックを即座に受け取ることができるネットワーク・パフォーマンスを体感したことを意味します。

全体的な指標と同様に、auとソフトバンクは、5Gダウンロード・スピード・エクスペリエンス、5Gビデオ・エクスペリエンス、5G音声アプリ・エクスペリエンスの各5G指標でトップの座を占めています。また、ソフトバンクは5Gアップロード・スピードでも楽天モバイルと並んで最高スコアを獲得しています。 

ソフトバンクのユーザーは、東海道新幹線周辺の日本の4つの全国オペレーターの中で最も一貫した品質を体感しています。このオペレーターのスコアは86.3%で、これは一貫した品質の要件を満たすテストの割合と、実施されたすべてのテストに対する完了したテストの割合を反映しています。

また、ソフトバンクは5G利用率でも32.4%のスコアを獲得し、首位の座を占めています。これは、このネットワークの 5G ユーザーが 5G サービスに接続している時間の割合です。次点はauで、同社の5G加入者は4分の1近くの時間を5Gに接続しています。

利用率スコアに関しては、4つのオペレーターすべてに統計的に有意な差はありません。利用率は、オペレーターのネットワークで Opensignal の全ユーザーが 3G、4G、 5G のいずれかの接続を利用している時間の割合を測定します。 

高速鉄道での質の高いモバイルサービスは、乗客にとって不可欠です。大阪から東京への新幹線での移動時間はわずか 2時間半 ですが、旅行者はこの時間を利用して、仕事の遅れを取り戻したり、旅行の計画を立てたり、携帯端末で楽しんだりすることができます。シームレスな接続は、高速鉄道のスタッフが車内で職務を遂行し、連絡を取り続けるためにもとても重要です。 

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